2010年が、いよいよ幕開けとなった。未だ、経済の見通しは明るくないが、もはや景気回復を待つのではなく、業界全体が力を併せて自力で這い上がるべき時にきている。
外食産業の未来を考えた場合、不況突破及び成長に欠かせない取組みとして急務にあげられるのが「飲食店のICT化」だ。ICTとは“information and communication technology(インフォメーション & コミュニケーションテクノロジー)”の略語で、情報通信(IT)にコミュニケーションを取り入れた総合的な技術を指す。
この十数年、社会は急速な勢いでITC化が進んだ。人々は、情報が欲しいとネットを調べ、コンビニではおサイフケータイで買い物をする。しかし、外食産業は、ほか業界に比べてIT化への取組みが大幅に遅れている。この発達こそが、業界の躍進を引導するのに不可欠である。
「外食業界のICT化」が生みだすものは、お客の満足度向上であり、コスト削減、売上UPによる最終的な利益増。ICT化による自動処理化で効率性を高めることにより、その労力を、よりよいサービス、クリエイティブな企画等、飲食店経営において本来やるべき仕事に集中できる仕組みづくりが可能となる。
これが「飲食店ICT化」で目指すべき理想的な姿だ。
では、飲食店に必要なICT化とは具体的にどのようなことか?
その課題を探るべく「フードスタジアム」編集長佐藤こうぞう氏を始め、飲食業界のキーマンが「次世代飲食店ICT研究会」を発足させた。同会は、11月末~2月までの3ヶ月間、全3回に渡り研究会を催し、同テーマについて話し合い、その結果を広く業界に開示していくことを目的とする。
昨年、11月27日に、第一回目のミーティング&懇談会が開かれ、メンバーの顔合わせ及びディスカッションが行なわれた。第二回研究会は今月末を予定。飲食店にとってICT化すべき課題を出しあい、第三回研究会にて課題解決の対応策等をまとめ、同サイトにて発表を行なう。同時にイベントの開催、商品企画や希望者への小冊子サンプリング等、同活動の推進を図っていく。
今年のテーマは「共存共栄」。“外食をいかに盛り上げるか”を共通課題とし、飲食店を取り巻くすべての関係者が力を合わせ、知恵を絞り、業界活性化に取り組むことが不可欠である。
第1回研究会に於いては、価格、機能、耐久性、セキュリティー、販促など飲食店ICTに関係するさまざまな意見が交わされました。