INTERVIEW
【話題人インタビュー】7月2日、新・焼肉「Beef Kitchen」が中目黒にオープン!
飲食業界に新風を吹き込み若きサムライとデザイン界の新星を直撃!
株式会社SAMURAI (東京都目黒区、代表取締役・大矢貴博)は、7月2日、新・焼肉「Beef Kitchen(ビーフ・キッチン)」を中目黒/銀座商店街にオープンする。代表の大矢貴博氏は、金沢の有名料亭で3年間、外食事業を手がける某有名企業の和食店舗でも修行を重ね、飲食業界を知るためにフードライターの仕事もしてきた、異色の経歴の持ち主。そして、インテリアや空間イメージをプロデュースするのは、アパレルデザイン界の新星「PLAY FORD」のユアン・レイ氏。はじめてタッグを組んだ2人にお話を伺った。
―まず、お2人の出会いからお伺いしたいのですが。

大矢(写真右):去年の夏、湘南で遊んでいたら、ユアンくんも別で遊びに来てたんですよ。そこで、今回のお店のことを「こんなことをやるんですけど・・・」って突然話しかけて。それでユアンくんから連絡先をもらって、僕がこまめに連絡するようになったんです。
その頃、有名店の店舗デザインをした方たちを紹介されていたんですけど、自分たちの世代が感じているものとちょっと違う世界感だし、偉大な方たちにお願いすると、名前が先行するじゃないですか。だから、そうじゃないものにしたいなって常に思っていたんですよ。
大学のときにイベントとかやっていて、そのときにユアンくんを何度か見かけていたんですよ。ファッション誌とかにも載っていて、僕ら世代ですごく有名だったんで、違う業界から引き込んだら、新しい風が吹くなって思ったんです。
―ユアンさんは、はじめにそのお話を聞いてどう思われましたか?
ユアン(写真左):声かけてくれたときに、会社を立ち上げるからロゴを作ってくれないかって、いきなりそんなことを言われて正直びっくりしましたよ。でもすごい熱意を感じて。なかなか突然そんなこと言えるもんじゃないなって思うし、面白そうだなと思って。何度も会って、いろんな話を聞いて、最初は内装じゃなくて、グラフィックデザインとか、ロゴとか名刺とか、そういうことで話をしてたんです。でも、自分もちょうど去年、歌舞伎町のバーの内装をプロデュースしていたり、リーバイスのコンセプトストアにも関わっていた頃なんで、そっちの方向に力を入れていこうと思っていたんで、やるんだったら全体のプロデュースに関わりたいということになったんです。
大矢:内装のイメージとロゴのイメージが違ったらよくないと思いはじめて。ユアンくんもちょうどリーバイスのコンセプトストアを立ち上げるときで、内装っていうものに魅力を感じてくれたんだと思うんですよ。
―お店のコンセプトはどのような形で決めていかれたんですか?
ユアン:物件によって、コンセプトも名前も変えたりしてたよね。街によって雰囲気も違うし、来るお客さんも違うし、毎回毎回話し合って、ぽっと出たアイデアを広げたり、こんな感じはどうかってお互いに案を持ち寄ったりして。1年くらいかけて話してきたんで大矢くんのやりたいことも分かってきたんで、いわゆる“焼肉屋”って感じじゃなくて、自分たちのスタイルで面白いことをやろうと思ったんです。
「Beef Kitchen」っていう名前を聞いて、最初は想像がつかなかったんですけど、焼肉って料理するのはお客さんだから、でかいキッチンにお客さんを招いて、キッチンの中で焼いてもらうというのがコンセプトでどうかなと大矢くんに話したんです。
―ユアンさんのコンセプトを聞いてどうでしたか?
大矢:確かにそうだな、面白いなと思いましたね。キッチンのように床にタイルを敷くんですけど、そういうのはなかなか無いなと思って。
―ユアンさんは去年も飲食店のプロデュースを手がけたいうことですが、今回苦労した点はありますか?
ユアン:常に面白かったんで、苦労という苦労はそんなに無いですね。時間とか場所とか予算とか制限の中でやらないといけないというのはありましたけど。
大矢:もともと、神泉とか六本木ヒルズの物件とかのお誘いとかもあったんですよ。立地によって客層も全然違うから、デザインも変わるじゃないですか。最初は、客単価1万円前後でやろうかなと思っていて、中目黒を歩いてみたら、高い店はお客が入っていなかったんで、それでフードの方も値段をぐっと下げたりして。言うこともころころ変わるし、時間もないし、ユアンくんは「何言ってんだよ」とか思ったこともあったと思いますよ。
ユアン:そんなことないですよ。信頼関係ができていたんで、話合っていろいろ決めてやっていけたし。本当にコミュニケーションは大事だなと思いましたね。
―今回の物件を見つけるまでに何軒くらい見たんですか? 2人で見て歩いたんですか?
大矢:今回で4店舗目ですね。基本的に全部2人で見ました。中目黒の山手通りのところの物件は仮決まりまでいったんですよ。
―4店舗ですか。その都度ユアンさんがデザインをしたんですか?
ユアン:そうですね。毎回デザインから全部ですよ。
―それは大変ですね。決定した今回の物件を見たときに、インスピレーションは何か浮かびました?
ユアン:ここは前の店がほとんどデザインしてない店だったんで、ほとんどスケルトンのように見えたんでやりやすかったですね。天井が高くて開放感があって、もともと学生とか元気のいいお客さんが多いところだから、はじめはビアガーデンとかビアホールとかってイメージを勝手に自分の中で持っていて。ゆっくり広々と楽しんでもらいたいと思いましたね。
―今回の物件に決めた決め手は何ですか?
大矢:神泉もすごくいい立地だったんですけど、自分の思っていた坪数ではなかったんですよね。8人メンバーがいるから、全員がプレイできる広さがよくて。はじめは、何人か他の店に預けることなんかも考えたんですけど、「給料なしでもいいから8人全員でやりたい」って言ってくれて、そういう想いを大切にしたいなと。ユアンくんには悪いなとは思ったんですけど。
―中目黒でもあの場所は少しディープというか、銀座商店街の奥の方ですが、エリアについてはどんな印象ですか?
大矢:歩いたら少し遠いですけど、店で感動を与えて、その距離を縮めたいなと思っています。
ユアン:ファッション業界的には、中目黒は新しく出てきた街なんですよ。自分のファッション業界と関わって発信することもできるし、そういう意味ではいい立地なんじゃないかなと思います。
―内装デザインやインテリアで、ユアンさんの特徴的な部分が出ているのはどんなところですか?
ユアン:ここがポイントって言葉でいうよりも、全体的なものですかね。お客さんが入って食事をすることではじめて成り立つ空気みたいなもの。10年間ファッションに関わってきて、そして内装なんかもやるようになって、デザインする中で枠にとらわれたくないというか、そういう想いはありましたね。
―今回のお店のテーマワード、キーワードというと何になりますか?
ユアン:そのまま「Beef Kitchen」ですかね。大矢くんがネーミングを考えたんですけど、このネーミングを聞いたときにいいなと思ったんです。みんな牛の世話をして肉の知識もあるって話も聞いていたし、肉があって、サービスがあったら、あとは“キッチン”があれば揃うなって。
―ところで、ユアンさんは焼肉店にはよく行かれるんですか?
ユアン:よく行きますね。編集の知り合いの先輩で“焼肉キング”って呼ばれている人がいて、あそこの肉はこうだったよとか、アドバイザーになってくれたりして、周りでも盛り上げてもらっています。 “マイタレ”を持ち歩くくらいのこだわりがある人で、今回のお店のタレを味見してもらったら、美味しいじゃんっていってくれて。
―内装とかインテリアだけでなくて、料理の部分も全体的に関わっているんですね。
大矢:ドリンクの試飲にもついて来てもらったりして、ユアンくんの意見をもとに改善したりしています。ユアンくんの友達で格闘家の人がいて、格闘家の人って基本的に赤味部分しか食べないっていう話を聞いて、生でヘルシーに食べられる肉をメニューに入れたりもしていますね。
―今回1店舗目は2人でタッグを組ましたが、今後の展開は?
大矢:早く1号店を流行らせて、ユアンくんが面白いって思ってくれたらまた2人で次の店もやりたいなとは思いますね。今回の店が流行れば30〜40店舗出せると思っているんです。1万円前後の客単価だったら1、2店舗だけかなと思っていたんですけど、4500円くらいにしたんで、そのくらいの店舗数は出せるかなと思ってるんで。
―30〜40店舗ですか。かなり強気ですね?
大矢:“夢は大きく”ですからね。
ユアン:夢は大きいですけど、大矢くんは打たれて打たれても頑張るタイプなんで、最近はそれを信じてきました。すごく熱意があって、見ていて楽しいですよね。
【店舗データ】
店名;Beef Kitchen(ビーフキッチン)
住所;東京都目黒区上目黒2-44-8 ロ・カーサ上目黒B1
電話;03-5768-3601
営業時間;ランチ 11:30〜14:00、ディナー 17:00〜24:00
定休日;なし
坪数;42坪
総席数;15卓(最大収容人数 78名)
客単価;4,500円
アクセス;中目黒駅より徒歩7分
(2008-06-25)
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