編集長のつぶやき

【VOICE FROM EDITOR】2007-03-08

新宿3丁目、麻布十番「二つの飲食店ビル」

新宿3丁目、麻布十番「二つの飲食店ビル」

東京ミッドタウンオープンを控えて、大型商業施設に目が向き始めたが、街場でひっそりと二つの飲食店ビルが産声をあげている。

一つは新宿3丁目の「ダイアン新宿ビル」。地下1階地上9階建て、ワンフロア約30坪のビルだが、なかなか個性的な店が出店している。地下1階には、「サバサバ」「クラウディア」など3丁目でドミナント展開をしている株式会社ワルツが寿司屋「ひろ喜」とバー「ヴィオレット」(TEL 03-3354-6633)の複合店舗をオープン。3丁目らしからぬスノッブな店だ。大竹信子社長のワルツは、「庄助」を展開する出井商事(出井武泰社長)、「日本再生酒場」で当てた、い志井・エムファクトリー(長谷川勉社長)と並ぶ“3丁目三国志”の一角である。

「ダイアン新宿ビル」は他に、4階にドラゴンフルーツ、ミラクルフルーツを使った“フルーツカフェ・レストランバー”の「Vifu(微風)」、名古屋出身の新勢力で名古屋コーチン専門店の「鳥開」など新顔がデビューしている。「微風」は明らかに伊勢丹や丸井など周辺百貨店に勤務する女子ターゲットだろうが、業態的には“微妙”な店だ。「鳥開」は名古屋で7店舗展開する株式会社プログレ(西村和利社長)経営。「鳥良」や「山ちゃん」などを追ってこれから東京での展開を視野に入れた前線基地である。3月末には沖縄料理やリゾートレストランなど、ユニークな業態の店が順にオープンする予定だ。

もう一つの飲食店ビルは麻布十番の「パティオ麻布十番ビル」。ピーコックの前に最近竣工した話題のビルだ。先頭を切って8階にオープンしたのは、TV出演もこなすスター実業家の貞方邦介プロデュースの南国リゾート&モダンリビングなリゾートレストラン「オメグナ」。芸能人やセレブがターゲットで、このビルの“広告塔”の役割を果たしそうだ。次にオープンしたのが7階の「麻布萬會」。福井・越前市の和風ダイニング“萬谷(まんたに)グループ”が東京初出店の店だ。そして、3月6日にオープンしたのが“朝〆名古屋コーチン”の「ざんぐり」。恵比寿で7年営業していた店が移転オープンした。オーナーは荒木敬子氏。

そして、9日オープンするのが“味噌汁バー”「1CHIDO」(南麻布)で大ブレークしているデザイナー集団・スタジオナガレが設計を担当したフレンチ「エルブランシュ」。フランス・アルザスの3つ星レストラン、コートダジュールの2つ星レストランで修行し、帰国後もゲートシティ大崎の「ラフェクレール」総料理長を務めた小川智寛氏が、弟でソムリエの小川雅之氏と共に始める小さな店だ。コンセプトは“体にやさしいフレンチ”。健康にこだわった繊細な料理を楽しめる。いま、東京のメインエリアではもう路面1階の物件がほとんど出ない。これからはこうした小ぶりで個性的な飲食店ビルに入る空中店舗が増えるのだろう。それにしても、なぜオープン時期がバラバラなのだろう。まとめて“一斉オープン”すれば、インパクトも違うだろうに…。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.food-stadium.com/blog/111/trackback.html

トラックバック一覧(2)

コメント

コメント一覧(3)

■コメントを書く

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

編集長のつぶやき一覧

編集・ライター急募!

フードスタジアムの編集・
取材ライター業務です。

http://www.food-stadium.com

出店・業態開発の相談は

物件探しのお手伝いから
開業、販促プロデュースまで

www.cachette.co.jp