編集長のつぶやき

【VOICE FROM EDITOR】2006-01-31

2005年の「食空間」をふり返る

2005年の「食空間」をふり返る

もう12月。初旬には表参道駅地下街「echika(エチカ)」がオープン、東京メトロもJR東日本グループに対抗して本格的に都心型飲食空間づくりに参入する。

また、日本橋の三井タワーにはマンダリンオリエンタルホテルがお目見えする。品川「ecute」、丸の内「TOKIA」、銀座・三井ガーデンホテル「SKY」に続き、東京の「食の社交場」を演出するシーンはますます面白くなってきた。2005年はまた、「立ち飲み」「スペインバル」「ジンギスカン」といったカジュアルスタイルの店が急増、総括して言えば「コミュニティ」「ソサイエティ」を演出する食空間が当たった一年だったのではないか。

さて、2006年はどんな年になるのだろうか。経済、社会背景としては、株価の上昇と金利の上昇が予測され、景気回復に伴って個人消費をリードする飲食ビジネスはさらに追い風を受けることになるだろう。しかし、業界としては全体が潤うというのではなく、より顧客主義に立ったコンセプトを展開でき、感性高度型消費志向に対応できるセンスとホスピタリティを発揮できるところが集中勝ちする時代が幕開けするのではないだろうか。供給側の論理、経営優先の論理にこだわる旧世代発想は時代に取り残される。いわば「感性演出の時代」の到来。ポイントは演出家としてのプロデュースと経営(資本)の役割分化だろう。

ところで12月を前に、いったんこのフードスタジアムの発信を休むことにしました。先週、1日のアクセスが7000PVを突破、業界関係者からの反響の声も増えてきて嬉しい限りなのですが、それ故にまたビジネスモデルとしての構築が追いつかず、ここでいったん休止して、来年2006年の初旬に新しい形で再出発を期すことにしました。飲食業界も著しい進化を遂げており、マーケットをリードする主役たちの顔ぶれも変化しています。それと同様に、メディアの世界も世紀的な変化、進化の過程にあり、WEBメディアの位置づけもまさにこの1、2年で全くこれまでと違ったものになると思われます。弊社もその来たるべき変化に適応して勝ち残れるメディアとしてのWEBマガジンを再構築します。2006年、新しい発信スタイルで再会したいと存じます。

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