編集長のつぶやき

【VOICE FROM EDITOR】2006-01-23

秋葉原マーケットはどう化ける?

秋葉原マーケットはどう化ける?

三菱地所が開発を進めている丸の内ゾーンの一角「東京ビル」と秋葉原に誕生する「ヨドバシカメラ・マルチメディアAkiba」の飲食テナントの顔ぶれが明らかになった。

11月11日にオープンする「東京ビル」は丸ビルの真逆で、立ち飲みあり、お好み焼きありの「思いっきり肩の力を抜いた」(三菱地所)関西系コテコテ路線を前面に打ち出したリーシングコンセプトとなっている。淀屋橋WESTをプロデュースした澤田充さんがリーシングに関わっており、地所の担当者自らも大阪に何度も足を運んで個性的なテナントを口説いてきた。お好み焼き「きじ」、立ち飲み居酒屋「赤垣屋」などの名店がズラリ。有楽町から国際フォーラムの裏手まで続くガード下と繋がる「ニュー・コテスタイルゾーン」が生まれることになる。

一方、9月16日にオープンする秋葉原の「ヨドバシカメラ・マルチメディアAkiba」の8階には、5軒のカフェと26店のレストランが登場する。多くは駅ビルや百貨店に入っているチェーン店系の店だが、際コーポレーションの「黒長兵衛」やJプロジェクトの「うな匠」「芋蔵BAR GILI」、関西で伸びているイデアの「鶴橋風月」、ベンチャーリンクの「餃々」、そのほかに「しゃぶしゃぶ但馬屋」「そばと酒肴処わらびや」などの個性的な店もある。サンマルクもBB(ブロードバンド)ネットカフェや人気の「鎌倉パスタ」、食べ放題パンの「BAQET」を出店するなど意欲的だ。リーシングを担当したのは、ヨドバシカメラの子会社「ヨドバシ建物」だが、藤沢昭和社長の長男自ら、「ヨドバシカメラ梅田」の経験をもとにテナントを口説きまわったといわれている。

それにしても、東京駅から秋葉原に繋がる「東京EAST」に続々と飲食店が誕生している。神田がいわゆる「純コテ」だとしたら、東京駅周辺(丸の内、八重洲、日本橋)そして秋葉原がこれから「ニュー・コテスタイル」の飲食エリアに生まれ変わりつつあるといえる。秋葉原には“萌えカルチャー”がある。今後、飲食コンテンツが進化し、“東の中目黒”になる可能性があるのではないだろうか。将来、日本橋近辺が“東の恵比寿”化し、秋葉原が中目黒になれば、「東京EAST」はもっと面白くなるのだが…。

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