編集長のつぶやき

【VOICE FROM EDITOR】2006-01-03

西麻布が甦ってきた…

西麻布が甦ってきた…

たまたま西麻布で新しいバー2店のプロモーションとプロデュースをすることになって、西麻布通いが続いている。

一つは19日にレセプションを開催した「Dining D's nature」(ダイニング・ディーズナテュール)。かつてこのコラムでスクープした、豚しゃぶとドイツワインの店「ひで」のあるビルの1階。地下にはちょっと妖しそうな洋食バーもあり、隣のロメオがあるバルビゾン27と並んで、この六本木通りを富士フイルム本社に向かう通りには大人の隠れ家スポットが続々と生まれている。

ディーズ・ナテュールはウン百万する画期的なワインサーバー(空気に触れない状態でコルクを抜き、全く酸化させないで保存ができる)を設置したワインダイニングだ。二人で行って、高いワインを頼んだものの、最後のほうは飽きてきて損した気分に陥ったことはないだろうか。この店は、そんな問題を解決してくれる。高いワインでも、グラスで頼めるからいろんな種類をリーズナブルに楽しめる。一流ホテル出身のフレンチシェフの気の利いた料理も美味しいし、難波淳一店長のきめ細かいサービスも心地いい。

もう一軒は、西麻布交差点近くのうなぎの「いちのや」があるビルの地下。23日にオープンする「Bar AZUL」(バーアスール)。この店のオーナーは「青色」(AZULはスペイン語で青の意味)が好きで、ロゴ、看板・サインはもちろん、テーブルや照明、ドリンクのボトルまでもキーカラーの青にこだわった。バーテンダー(店長)は恵比寿「アートカフェ」で人気者だった近藤茂之。ホテル出身者のオーナーの品格をキープしつつフレンドリーなサービスを心がける。ドリンクは「西麻布から梅酒を仕掛けるならこのスタイル」というカタチの梅酒、そしてシェリー、青いボトルの焼酎と日本酒、あえて東京の地酒にこだわってみた。料理はお酒を進めるための「東京タパス」。22日金曜日のオープニングレセプションにぜひ来てください(sato@cachette.co.jp にご一報を)。

さて、最近の西麻布。動きが止まっていた一年前と比べると、じわじわと動き出している。アドマチック天国風にホットエリアをフューチャーすると、やはり六本木ヒルズの「ハートランド」でビールを引っかけ、地下から「とんとことん」のある反対側に出る(事情通によると、地元の要望に森ビルが折れて近く歩道が復活するとか?)。ケンコーポレーションの隣では、このあたり一帯のビルを買いまくっているといわれるユニマットが天然温泉を掘っている。来年には豪華な西麻布温泉が誕生する予定だ。その隣では新しいビルの地下にスノッブなバーやVIPレストランが入居を始めている。

それらを眺めながら、違和感のある「月の宴」「名古屋名物赤から鍋」を通り過ぎて権八に。そこから交差点を広尾方面に渡る。しばらく歩くと、12種類の塩で食べる豚しゃぶ「紅月」が。ここのオーナーは不動産系で成功し、地下のクラブも経営する。上の店と吹き抜けになっており、「紅月」からはクラブで踊っている地下の風景が見下ろせる。バブルだ!その路地を入ると、最近オープンしたばかりのフードバー「1192」。カーディナス出身者が運営するフレンドリーなレストランバー。外苑西通りに戻って広尾駅に向かうと連日満員御礼の「CICADA」。外国人が多いこと多いこと。

そう言えばハートランドもそうだし、一昔前にカジュアルダイニングブームを牽引した「フルトシ」「サイタブリア」も外国人リピーターによってかつての賑わいを取り戻している。こうみてくると、西麻布復活のキーワードは、外国人が好むフレンドリーさとホスピタリティ。外資系勝ち組が集まる六本木ヒルズの城下町としての新しい顔だ。観光客や情報誌で呼べる客が主役にはなりえない街であることは昔と変わらない。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.food-stadium.com/blog/64/trackback.html

コメント

■コメントを書く

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

編集長のつぶやき一覧

編集・ライター急募!

フードスタジアムの編集・
取材ライター業務です。

http://www.food-stadium.com

出店・業態開発の相談は

物件探しのお手伝いから
開業、販促プロデュースまで

www.cachette.co.jp