編集長のつぶやき

【VOICE FROM EDITOR】2006-01-18

三井vs三菱の戦いが始まった…

三井vs三菱の戦いが始まった…

月29日、日本橋室町に38階建ての「日本橋三井タワー」が竣工した。

7この日、開発母体の三井不動産による記者会見が行なわれ、12月2日にオープンする「マンダリンオリエンタル東京」のロビー階(38階)の見学会が開催された。その階からは東京駅は真下に見え、その先にはライバル・三菱地所の丸ビルが見渡せる。ほぼ同じ高さ。三井タワーがこの高さをキープできたのは、隣の三井記念美術館が入る三井本館が東京都が創設した「重要文化財特別型特定街区制度」適用第1号となり、容積率を大幅にアップすることが可能となったからだ。記者会見で記者から「丸の内の三菱を意識したか?」というイジワル質問を受けた大室康一社長は、「三菱さんが本丸の丸の内を開発するのと全く同じ意識、位置づけでこのプロジェクトに取り組んだ」ときっぱり言い切っていた。

この三井タワーがまさに21世紀の“三井城本丸”になることは確かだ。ここを起点に日本橋周辺の街づくりを整備し、中央通りから延びる八重洲、銀座、汐留方面の商業開発の仕上げを目指す。さらに晴海通りの先には巨大な開発街区である「豊洲エリア」のプロジェクトが待ち受けている。晴海通りと中央通りを角点として、そこから点と線で広がる東京の東側を私は「東京EASTエリア」と名付け、街づくり、飲食店好きの若いクリエーターを集めた「東京EASTスタイル」というコミュニティをつくっている。デザイナーズマンションが増え、東京の西側からクリエーターたちが事務所や自宅をEASTエリアに移してきている。また、団塊ジュニアファミリーが月島や晴海などに移転してきている。この月島・晴海・豊洲エリアは近い将来、“東の二子玉川”になるに違いない。中以上の所得層がコアな新住民となっているからだ。

さて、三井タワーに話を戻し、飲食集積という点から言うと、マンダリン系は別として、本丸から「日本中から本物の老舗を集めろ!」と号令をかけた割には、テナント銘柄が貧弱である。テナント一覧は今回の「HOT ISSUE」を見てもらいたいが、コレは!という店がない。そうすると、今後の期待は地元の“街場”に移るだろう。向い側の三井別館(期間限定の情報発信スペース、越後屋ステーションができる)の裏側の一角、日本橋室町東通り界隈である。ここは老舗が軒を連ね、独特の商人街的空気感が漂っている。いまから出店を考えるならば、この辺りが面白いのではないだろうか。

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://www.food-stadium.com/blog/50/trackback.html

コメント

■コメントを書く

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

編集長のつぶやき一覧

編集・ライター急募!

フードスタジアムの編集・
取材ライター業務です。

http://www.food-stadium.com

出店・業態開発の相談は

物件探しのお手伝いから
開業、販促プロデュースまで

www.cachette.co.jp