飲食店・レストランの“トレンド”を毎日配信するフードビジネスニュースサイト「フードスタジアム」

編集長のコラム タイトル RSSフィード コラム タイトルバー

2008.12.11

2009年「飲食トレンド」を予測する!(後編②)

今週は、2009年の飲食トレンド予測の後編。その②(業態トレンド予測)を掲載する。先週のマーケットトレンド予測を踏まえ、2009年は具体的にどんな業態がトレンドとして注目されてくるか、それを5つのキーワードとともに見ていきたい。

①「安・旨・粋の酒場系居酒屋(ベタおしゃれ居酒屋)」
単価3000円ゾーンでMD高品質、高平均点の ふだん使いできる居酒屋・バール。従来の赤い看板、赤提灯、縄のれんのイメージではなく、ベタなんだけどちょっとオシャレで粋な店が人気になる。これは 2006~2008年前半までブームが続いた「立飲み」「スペインバル」「魚屋系居酒屋」の進化系だ。女性ニーズも高い。横丁やビル一棟借りの集積性と訴 求力に注目。
・「ビストロ魚金」ほか、魚金新業態
・「手前みそ」(サザビーリーグ)
・「串かつ でんがな」(フォーシーズ)
・「根室食堂」「焼きもん屋 炉端かば」「薩摩八郎」など一棟借り業態
・もつやき い志井グループ
・「東京ドラム缶酒場 カルビ道場」など

 

②「郷土料理の第2ステージ」
「郷土料理ブーム」はなんでもありから、選別・細分化されるだろう。県の アンテナショップ的なものは飽きられ、素材の専門性を打ち出したMD、出店テーマやコンセプトのストーリー化が求められるだろう。さらに大衆性のあるご当 地B級グルメも意外なマーケット拡大を見せる可能性がある。「富士宮焼きそば→厚木シロコロホルモン」など。
・「塚田農場」「じとっこ」(APカンパニー)
・「土佐ジロー」「竜馬が如く」(DD)
・「秋田漁場酒場」
・「みんなの居酒屋/ヒノマル食堂」
・「88屋」
・「八兵衛」(博多から12月12日上陸)など


③「素材調理特化型の専門業態」
調理法にこだわった専門業態。2008年は「蒸し料理」がトレ ンドとなったが、素材を訴求するだけでなく。ダシやタレや調味料にも徹底的にこだわる。魚なら魚、豚なら豚など、専門を極める店がこれから強い。また、 「新しい料理の提供法」も大きな要素だ。「鍋料理」も細分化し、強い軸トレンドとなるだろう。
・「(畑)ハレノヒ」→“ムシケン”
・「鍋ぶん海ぶん」→多種鍋、年中鍋
・「おかじゅう」→焼き鍋
・「べコヒラ」→牛タン塩茹で
・「鴨丸 祐天寺分校」→鴨料理など


④「ニューエスニック料理」
韓国料理やタイ、ベトナム料理店の人気が一巡、これからは新しいエ スニックやアジア料理が来る兆しがある。新興国の経済成長が後押ししている点も見逃せない。インド料理、トルコ料理、マレーシア料理などに注目。日本の外 食企業のアジア進出が進めば、現地の人気レストランの日本出店の動きも出てくるだろう。
・「HATII」(インド料理)
・「ガネーシャガル」(ネオ・インド料理)
・「JOM MAKAN」(モダン・マレーシア料理)
・「DENIS」(トルコ料理)など


⑤「日本酒系居酒屋」の復権と「角(ウィスキー)」ブーム
食材の本物志向の影響で、旬のある生 きた酒として、「日本酒」の人気が戻ってきた。日本酒党ばかりでなく、30代、40代の「日本酒ブーム」(1980年代)を知らない世代や女性にも志向が 広がっている。ベタおしゃれ業態や郷土料理、鍋などの専門業態の増加に伴って、それに合う日本酒を提案する店も増えた。新しいポーション検討や提供スタイ ルがポイント。
一方、サントリーが仕掛ける「角(ウィスキー)」ブーム。角ハイボール専用サーバーも登場。12月3日には青山に女性ターゲットの「Splitz' Aoyama(スプリッツ青山)」オープン。ハイボールは酎ハイ、サワー対抗軸になるか?個人的には「生ホッピー」に期待。
・「野崎酒店」
・「方舟」
・「庫裏」
・「井のなか」
・「あて」
・「Splitz' Aoyama」

※毎週木曜日に発行しているメルマガをぜひご購読ください。購読料は無料です。 購読方法はメルマガ登録フォームから。

この記事をブログに貼る

<a href = "http://food-stadium.com/blog/2008/blog91.html">2009年「飲食トレンド」を予測する!(後編②)</a>

トラックバックURL

http://food-stadium.com/stf/mtc/mt-tb.cgi/72

PROFILE

佐藤こうぞう

佐藤こうぞう
香川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本工業新聞記者、雑誌『プレジデント』10年の編集者生活を経て独立。2000年6月、飲食スタイルマガジン『ARIgATT』を創刊、vol.11まで編集長。

その後、『東京カレンダー』編集顧問を経て、2004年1月より業界系WEBニュースサイト「フードスタジアム」を自社で立ち上げ、編集長をつとめる。

続きを表示 >>

一方、レストラン・フードビジネスのコーディネートやマーケティング提案を行なうカシェットを運営。開業や出店のコンサルタントとしても活躍。また、「外食トレンドアナリスト」としてマーケット分析や業態トレンド予測などをテーマに講演・執筆を重ねている。
これまで、日本ショッピングセンター協会発行の『SC JAPAN TODAY』 で「食のマーケット&トレンド」を連載するなど、原稿執筆、コメント寄稿多数。
2007年5月、フードスタジアム株式会社を設立。業界トップのWEBニュースとして、現在月間PV600,000を超える東京レレストラン&グルメニュース「フードスタジアム」の拡大、全国展開に乗り出す。
アメブロで佐藤こうぞうオフィシャルブログ「つぶやき編集長の『毒にも薬にも…』」も開始。“裏つぶやき”として話題に。

信条;

  • 1.行動は野蛮に、思想は高邁に
  • 2.勘とネットワークとフットワーク
  • 3.経営者と共に学び、共に悩み、共に遊ぶ
好きなもの;
 ビール、ゴルフ、温浴施設、猫、夏

最新記事

バックナンバー

  • アサヒビール 琥珀の時間(こはくのとき)ドゥンケル・スタイル ここでしか味わえない。贅沢工程のお店限定ビール。

  • 2011年下半期「フードスタジアム」ヘッドライン記事PVトップ20、年間ランキング10の店舗を発表!1位に神田「ヴィノシティ マジス」。2月28日(火)に発表会及びトップ3表彰式を兼ねた「フードスタジアム・ウィンターパーティ」開催へ!

  • 日本リカー champagne TAITTINGER 2012「日本の春」ロゼワイン

  • 飲食店向け!トリスハイボールスターターキット提供中!注ぐだけの「トリスハイボール缶」も新登場!更に身近に簡単に「トリハイ」を!

  • 食べログバナー

  • 佐藤こうぞうオフィシャルブログ

  • 編集長のつぶやき(裏)

バーコード:http://food-stadium.com/

携帯でもヘッドラインが読める「フードスタジアムモバイル」はこちら。

http://food-stadium.com/